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社長 河上太の気まぐれBLOG

盛和塾

盛和塾「塾長例会」熊本で学んだこと15.08.30

去る8月19日、熊本に稲盛塾長がお見えになり、
塾長例会が開催されました。

体調が悪い中、
「沢山の塾生が来られると聞いて、頑張って来ました」
と、元気なお姿で、登場されました。

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今回の発表者は
第一発表者は
水洗バルブの製造メーカー
・元々は、真鍮切削の下請けメーカーであった
・取引先の倒産など、様々な苦難を乗り越えた
・現在は「マイクロナノバブル」のシャワーヘッドなどの開発を行い、業績を回復
・現在は高収益企業に成長している,

そんな会社でした。


第二発表者は
福島で業務用食品の卸業
・震災で自社に立ち入れなくなった
・冷凍食品はじめ、食品が腐敗して、全てダメになった
・休業中に顧客を、他の会社に全て奪われた
・そんな状況で、売上がゼロになり、そこからのスタートであった。
・しかし今は、震災前の8割まで売り上げを戻した。
という状況の会社でした。
震災後は、ずっと赤字であったが、
東京電力の保証で、何とかやってきた。
しかし何とか頑張って今年は東電の保証が無くても
12万円の黒字が出た。
という内容でした。


以上の内容と、塾長のコメントを聞いて、
自分にとって大事だと思ったポイントは
●たとえ現在成功していても、努力を怠らず、今のサービスや商品を、誰も真似出来ないレベルまで高める
●成功して傲慢な心が出ないように、謙虚にして奢らず、人に対する
●何かあっても、誰にも負けない努力で、V字回復させなければならない
●人として正しいと思えるビジネスをする
●お客様にとって、喜びとなる事を、提供する
●営業外収益があっても、それを当てにすると足腰が弱る。本業で努力を重ねて利益を上げる
●どんな逆境でも、負けずに努力を続けると、必ず良い結果が出る
●盛和塾の機関紙を、最初から読み直す

このような事を実践したいと思いました。

勉強した直後は「やろう」と思うのですが、
実践しないと、勉強した意味がありません。

また実践しても、と継続です。

昨年が稲盛塾長との人生最高の思い出13.01.05

私が尊敬してやまない稲盛塾長との最高の思い出を、今年最初のブログにしたいと思います。
この記事が、少しでも経営者の方の悩みの解決になれば良いなと思い、書かせて頂きます。
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昨年の9月に、稲盛和夫塾長が札幌塾長例会のため来札された時、千歳空港からプリンスホテルに向かう間(約1時間)、運転手をさせて頂きました。最高の1時間でした。

その車中で「経営問答」をさせて頂きました。
経営問答とは、経営者が稲盛塾長に対して、経営の悩みを打ち明け、稲盛塾長に教えを請うというものです。
通常は自社の基本的情報(従業員数・売上高・税引前利益率)を伝えてから、悩みを聞いてもらいます。

私の質問は
Q.弊社は印刷会社です。しかし現在老人ホームを作らないかという誘いが来ています。
土地の提供者もおり、理事も揃いました。あとは資金調達をして、発進するだけです。
しかし塾長の教えに「飛び石は打つな」というのがあります。私の考えていることは「飛び石でしょうか?」それとも「多角化でしょうか?」でした。

実はこの質問を色々な塾生(ソウルメイト)にしてみました。
答えは本当に賛否両論でした。

「それは多角化だから、やった方が良い」
「それは飛び石だから止めておけ」
「お前にはノウハウが無いから止めておけ」
稲盛塾長は、ある経営者には「飛び石」、またある経営者には「あなたは多角化が遅れましたね」
人を判別して答えを出しているような気がしていました。
ですので私のケースにはどのような答えを出してくれるのか、心から知りたかったのです。

それが幸運な事に、そのチャンスが訪れたのです!

まず、弊社のような小さな会社の事を、経営の神様に聞くというのは、本当に恐縮してしまい、
「こんな小さな会社の小さな悩みで大変申し訳ありませんが」と前置きすると、

「そんな事はありません。小さな会社でも、あなたにとっては一大事ですから、構いません」と言われました。
本当に感動して、「稲盛塾長の深さ・優しさ」に改めて心の底から思い知らされました。

弊社の従業員数・売上・利益率を伝え、質問すると
「私は、よくわかりませんが、老人ホームというのは高収益と聞いています。ですので、やるチャンスがあれば、やった方が良いと思います」
しかしやるからには、という条件を教えて頂きました。それは

「施設長にするのは、信用の出来る社員にしなさい。外部から呼ぶのではなく10年も20年も一緒に仕事をしてきた信用出来る社員を使うのです」

「その事業計画は売上と利益はどのくらいですか?あまりに高いですね、世の中には良い話は無いですよ。自分で採算を計算しなさい」

「印刷の方が、今の利益ではいけません。まずは本業を強くせんんとなりませんなー」

「やるからには、一生懸命やりなさい」

でした。

本当に勉強になりました。そして今後の経営の指針にしようと心から思いました。
しかし、この事業はこの答えを頂いた直後に中止となりました。
その時は、本当にガッカリしたのですが、今思うと
「信頼できる社員を施設長に据えることが出来ない」
「自分で採算をトコトン計算していなかった」
「本業がまだまだ弱い」
塾長の教えに反している状況でした。

そういう状況でのスタート予定でしたので、中止になって本当に良かったと思っています。
これは本当に神様か・稲盛塾長か・ご先祖様のお導きというか、幸運以外の何者でもないと、今では思っています。
「あんな状況で進んでいたら、つぶれていた」と思うと、怖くなります。
サムシング・グレートに守られているという気がします。
感謝しています。

昨年は本当に良い年でした。

これからも、稲盛塾長の言葉を信じて、少しでも会社が上向くように努力していこうと思います。
皆様、応援よろしくお願い致します。

中国重慶で学んだ事「リーダーの資質」12.06.19


先月、盛和塾の勉強会が、中国の重慶で行われました。
テーマは「リーダーの資質」です。
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まずリーダーは、アメリカ西部開拓史の幌馬車隊の隊長のようでなければならない。
あらゆる苦難を乗り越えてアメリカの西海岸を目指した、そして到着した隊を率いる隊長。その資質こそがリーダーに必要である。
その資質とは
1、使命感を持たなければならない。
私利私欲であったなら、成功しないであろう。大義名分をもって行動したから成功した。

2、目標を明確に持たなければならない。
地図も無い未踏の地をどのような所を目指して行ったのか、それが重要。

3、強い意志を持たなければならない。
道の途中で、野生動物や、インディアンなどの障害があったはず。
それでもあきらめずに、目標に向かう強い意志がなければ成功しない。

4、尊敬と信頼を集める。
真の勇気を持ち、厳しく厳しく統率しなければならない。そうしながら優しい心で何が一番良いかの判断をした。

沢山の失敗者がいる中で、このような人が、幌馬車隊を西部に届けたのではないかと思う。

という話しです。これを自分に置き換えて、会社経営をするように教えられました。

その後懇親会が開かれ、千手観音ショーで盛り上がりました。
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翌日は観光も行われました。
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勉強会で、自己嫌悪に陥ったにもかかわらず、懇親会や翌日之観光では、はしゃいでしまった自分に、また反省してしまいました。

「不況時を乗り切る4つの創造」12.06.19

昨日、盛和塾自主勉強会がありました。
内容は
稲盛塾長の1996年4月8日、関東地区合同例会でお話された
「不況時を乗り切る4つの創造」のDVD鑑賞です。

まず冒頭で
「あなたたち塾生に不況は関係ない!なぜならあなたの会社のシェアは日本市場の中で大したこと無いから、伸ばそうと思えば伸ばせる。もしあなたの会社のシェアが市場の1割でも行っていたなら、伸ばすのは大変だが、そんな状態ではないはず、伸ばせる」
というところから始まりました。

そして4つの創造(クリエーション)が大切です。
1、 新しい需要を創造する
2、 新しい市場を創造する
3、 新しい技術を創造する
4、 新しい商品を創造する
これを渾然一体として創造しなければならない。

物を作るのが偉いのではなく、市場を作らなければならない。

稲盛塾長の数々の体験談の中で、私の印象に残った部分は、
京セラは人工宝石を作っているのですが、この人工宝石は科学的には本物と同じ元素の並びをしているので、そういう意味では偽物ではないのですが、いくらでも作れるので、希少価値が無いので売れなかった。
当初、あまり裕福ではない人が買うのかと思って営業していたら、あまり売れず、
逆にすごい天然宝石を持っている富裕層の方に見せたら、本物と比べて、人工の方がはるかに素晴らしいので、転々を持っている方に売れるようになった。
このように、新たな市場を作っていかなければならないのです。

また、カメラメーカーの「ヤシカ」を買収した時は、カメラメーカーは成熟市場であったので、ニッチを狙うしかなく、そこで「コンタックス」というブランドで高級カメラの部門を伸ばした。
そして黒字化した。
このようにどの業種も競争の中で、ニッチを伸ばす。

今ある技術や、今作っている商品の特性を利用して、何か新しいものが作れないか、考え抜いて、新製品を作り出し、需要を創造し市場を作っていく。

松下電器との取引で培ったセラミック技術を応用し、セラミックの特性である「磨耗しない」「温度変化で伸縮しない」「薬品に強い」という特性を利用して、
繊維製造機械の糸の走る部分を金属からセラミックに変えたり、車のラジエターのパッキン部分をゴムからセラミックに変えたりと、技術と特性を併せて製品開発して、売り上げを伸ばしたのが京セラです。

すごく参考になりました。

「経営理念浸透プログラム」で業績を上げる12.05.27

「京セラ経営理念浸透プログラム」

京セラのグループに「KCCSマネジメントコンサルティング」という経営コンサルの会社があります。
その中の「理念浸透コンサルティング部フィロソフィ浸透課」があります。

ここは、「自社に経営理念を浸透させたい」と依頼のある会社に対し、経営理念手帳作成プロジェクトを作り、それを会社の基準とし、社員全員が同じ理念に向かっていける環境を整えるお手伝いをしてくれる会社です。

その社員の方々が、先日来札し、プログラムについてお話ししていかれました。
内容が、経営者の方の参考になると思いましたので、書かせていただきます。

経営理念は本来、各社員が一人で黙々と読んで、実践しなければならないものである。
そして浸透とは「実践して成果を上げる事」。

まずはJALの話しです。
経営破たんしたJALの業績がV字回復したのは、JALフィロソフィ手帳を作り、経営理念の徹底をしたからであると、稲盛名誉会長は言っております。
それほど、この経営理念の徹底は経営の要諦と言っていいほど重要な事なのです。

具体的には
自社で作った経営理念に沿ったフィロソフィ手帳を、毎朝朝礼で輪読し、それに対し各自がコメントし、それに対しリーダーがコメントする。これを繰り返し、フィロソフィを浸透させる。
「問題が無いのは問題である」(問題とは理想と現実のギャップの事である)。
こういう意識で、いつもフィロソフィを繰り返し、浸透させていかなければならない。
哲学は実践に結びつかなければならない。朝礼でいかにリーダーがよびかけられるのかが、業績回復のカギである。

しかし、これをやっている会社でも業績が上がる会社と、伸びない会社がある。
その業績の差は?

それは、
1、具体的な目標があるか?
2、その目標は何のためにあるのか?
「これが明確になっているか」
である。
目標しか無い会社は達成率が低い。
何のための目標か?明確にする必要がある。

将来の成功は、「今の努力の積み重ね」
である。ではどのような努力が必要か?

例)社員が「アイデアが浮かばない」と言う。
それは「知らない・やったことが無い」からである。
そういう人には、「体験談を伝える事により仮想体験させる」か、「実体験させる」

わかるまでではなく、実体験できるまで繰り返す。

人生はマグロと同じ、止まると死ぬと思って努力する、人間には無限の可能性があるから出来る。
そして頑張っていると、必ず応援してくれる人が現れる。

「進化」「深化」「新化」、3つのシンカで心を伸ばす。そして心だけではなく業績を上げなければならない。

これを続けていき浸透してくると、必ず去る社員が出る。その時は「イタイ」と思うが、これは浄化であり良い事が起きたと思ってほしい。
また、理念ができると新規採用場面で理念を伝えると、共鳴した人が入社するので、浸透のスピードが上がる。

業績は「正しい経営理念」をどこまで信じ切って、どこまで行動できるか
それにかかっているのではないかと思います。

「業績を上げる普遍の方法」12.05.26

「業績を上げる方法」盛和塾方式

5月21日盛和塾札幌自主勉強会が開催されました。
「盛和塾は仲良しクラブではない。業績が上がるのが大切」
ではそのために何をするのか?

まず人生は心の描いた通りになる、心で描いた事が人生になる。
(これは宇宙の真理です。なので善き事を思う。因果の法則はある)
あなた方の今の会社は、あなたの思った通りの会社になっているはずです。

では、
「フィロソフィを勉強しているのに、会社の業績が上がらないのは、どういう理由か?」
それは
「知っているだけで、それが血肉化していないからである」

「頭で思うのではなく、心で思う」
強烈な願望=心の中まで沁み込んだもの=潜在意識にまで到徹するほどの強い思い=信念にまで到徹したもの=徹底的に信じているもの
という事です。
信じてまでいなければ、使えない。

例)禅宗の僧侶
禅宗をやっている人が全て偉いわけではない。
それは僧侶が知識でしか知らないからである。
だから、やっている事と、言っている事が違うのである。

本来、人格が変わっていなければならないはずなのに、心に沁み込んでいないから、人格が変わっていない。
心に沁み込めば、人格が変わるはず。

人間は低次元の自我を持っている。それは「貪欲」「不平不満」「愚痴」「妬み」等である。
訓練しなければ、この本能で考えて判断してしまう。
それを理性で抑えて、心を戒めていく。すると、心の中に良い隙間が出来て来る。
信念にまでするという事は、これを繰り返すという事です。

では経営を上向かせるにはどうすれば良いか?
以下に掲げる「経営の原点12カ条」を明文化する。
そしてそれを、心の中に沁み込ませる。
そしてそれを社員と共有化し、社員の心にも沁み込ませる。
自分も信念まで高めなければならない。
繰り返し、社員との飲み会を開いて、その話しをする。
その飲み会は遊びではない。

心に沁み込んだ社員が何割いるかが、会社の業績になる。

盛和塾の塾生企業の社長さんが、稲盛和夫の講演会の「おっかけ」をしている方が数多くいる。
その人たちを見て、
中坊公平さんがおっしゃりました。
「仕事もしないで、こんなにオッカケしているような会社の経営が良いはずがない」
しかし、この「オッカケ」をしている社長さんの会社の業績は非常に良いのです。
それはいつも聞いて、心に沁み込んでいるからなのです。

京セラは様々な会社とM&Aしました。
その会社が、京セラの考え方(フィロソフィ)によって、1年でガラッと業績があがるのです。
これはマジックのように変わります。

では実例を挙げます。
例1)東芝ケミカル(有機絶縁材料製造会社)
買収当時は売上280億円、赤字24億円であった。
それが1年半で売上300億円、黒字24億円に改善された。

例2)三田工業(現京セラミタ、プリンタ製造)
買収当時は売上1,000億円、赤字200億円であった。
それが1年で売上2,100億円、黒字320億円に改善された。

例2)キンセキ(水晶人工育成会社)
買収当時は売上300億円、赤字50億円であった。
それが1年で売上430億円、黒字44億円に改善された。

この改善は、京セラフィロソフィをその会社に持ち込んで、心に沁み込ませたからである。
なので、この「経営の原点12カ条」を心に沁み込ませて、
給料を少しでも良くする、
少しでも将来を安定させる。
このように従業員の幸せを考えて経営して下さい。

という事でした。

「盛和塾に入ったら、業績が上がる。上がっていなければ恥です」そんな会にすると塾長は言っています。
厳しいですが、頑張らなければと思いました。

「経営の原点12カ条」
次回書きます。

京セラグループの恐るべき経営方針12.05.26

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先日、京セラ本社を見学に行った時に、貼ってあったものです。
平成24年の経営方針です。

簡単に説明します。
「まず売り上げを15%伸ばす」
「売り上げの20%を利益にする」

しかし、その目標にを達成するためには
「原材料の高騰」
「製品価格の下落」
「労務費の上昇」
「円高の進行」
「アジア勢の台頭」
という更なる競争の激化がある。

しかし
「徹底した原価低減に向けた構造改革」
「伸びる顧客・伸びる市場で売り上げ拡大」
「グローバル展開のための経営井t版強化」
「新製品・新技術開発」

「社員一丸となり、チャレンジ精神で乗り切ろう」

という事です。

その一番の根底にあるのは
「京セラフィロソフィ」の実践である。

という事です。

「理解した事はわかった事にはならない」
「実践してはじめてわかった事になる」

何事にも実践できなければ、学んだ事にはならないと、盛和塾では言われます。

自分の未熟さを、この1枚のポスターから感じました。

経営にとって「値決め」は重要、その考え方とは?12.05.26

「値決めは経営」
1999年9月16日に稲盛塾長が講話で話していた内容です。
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値決めは経営の重要はファクターである。
例えば、相見積もりで天びんにかけられ、他社に負けていると言われたとする。

もしかしたら、それは駆け引きかも知れないのに、馬鹿正直に対応する営業がいる。
そういう値引き対応していては、会社が存続しない。

まずはその時に、自らお客様の所へ行くのが一番良いが、そう出来ない時には、営業にその場面を再現してもらい、その中から事実を導き出す。

「他社はいくらなのか?」
「本当に値段だけで決定するつもりなのか?」等の
情報を正確につかむのが経営者の仕事である。

もし営業が簡単に15%の値引きをしたとする。営業が値引きをするのは簡単である。
「値引きします」で済むからである。
しかし値引きされると、製造業では製造する工場が、
流通業では、仕入れそれを
それぞれ、コストダウンで補わなければならない。

15%のコストダウンするのは、容易ではない。血のにじむような創意工夫がないと出来ない。

営業は安ければ受注出来る。
値下げして受注するのは簡単。
受注するのが偉いのではない。

しかし高すぎても、他社に発注がいってしまう。

要諦は
※「お客様が喜ぶ一番高い値段を導き出す」。これが営業の一番の偉業である。

情報を集め、審議を尽くし、トップが値決めをする。

例えば、屋台のうどん屋。
うどんの原価はそんなに変わらない、100円位だと思う。それを200円で売るか500円で売るか。
それに、「どこで」「どんな時間帯で」というような要素を入れ、価格を決める。

例1)コカコーラの販売戦略
販売当時、コカコーラは、ラムネやサイダーの3倍の値段だった。
「こんな高いもの売れる訳が無い」と思っていた。しかし、これが大ヒット。
コカコーラは販売店に多くのマージンを渡していた。だから販売店はラムネを売らずコーラを売ったので、大ヒットとなった。

例2)ヤクルト
カルピスと味は大した変わらないのに、バカ高い値段であるにもかかわらずヒットした。
ヤクルトレディに充分なマージンを渡していたから、レディが一生懸命に売ってくれた。

昔は(原価+利益=原価)という「原価主義」という考え方であったが、
値段を先に決める=それからコスト削減するという考え方に変わった。

今は販売する物の価値で売る。創意工夫で製品を開発しコストが2円でも20円で売る。
そういうマーケットが認めてくれる価格を設定する。

流通業(仕入れて売る)は30%のマージンは必要である。(それは右から左に流すだけで30%かかるということ)。
製造業は設計して製造して、頭使って無を有に変えているのだから、50%はあってもよい。
しかし資本主義理論から、そうはならない。

例)
製品価格1,000円の物は、700円で卸しである。なので製造業は400円で作らなければならない。

もし出来なければ、製造原価削減のためVA(バリュアナリシス)で、ガラッと発想を変え、設計や製造工程そのものを変えて、製造原価を下げなければならない。(仕入れをたたくだけではダメ)

技術屋は、製造コストをどう下げられるかが仕事(大発明ではない)。
どう設計や工程を変えたらコストがさがるか考えられるかが、優秀な人材である。

それでもダメなら、扱いを辞めて、新製品を開発するか、扱い品目を変える。

ホテル業を成功させる方法12.05.23

ホテル経営の要諦

「やさしい思いやりに満ちたホテル創りを」

2004年2月16日、京都の「ホテル日航プリンセス」の倒産に伴い、京セラがこのホテルの経営に参入した時の稲盛塾長が従業員に話した内容です。

これがホテル経営の全てと言っておりますので、サービス業の方、参考になればと思い、書かせて頂きます。
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まず「なぜこのホテルを?」

ホテル日航プリンセスが倒産して、そのままにしておくと、外資が首都圏の資本が入ってきてしまう。
このホテルはどうしても地元京都の資本でやりたいと思い、経営に参画した。
「京セラがホテル?」と疑問に思われる方がおられるかも知れませんが、経営の要諦は同じです。
実は鹿児島にも京セラのホテルがあります。黒川キショウさんの設計で建設しました。
当初は赤字覚悟で始めましたが、黒字になっています。京セラが成功させたと、業界でも話題です。

では「従業員の方々に、どのような気持ちで勤務して欲しいか」お伝えします。

京都は1200年の歴史が詰まった街です。第2次世界大戦でアメリカの有識者が
「京都は空襲しないで」と嘆願された街で、それが理由で空襲が無かったのです。

今後は中国からの環境客が増えます。
中国のある場所は、砂塵が舞っている。
そんな中国人にとって、京都は本当に素晴らしい、あこがれの街なのです。
中国人の所得が上がれば、必ず京都に来る観光客も増えます。

あこがれの街で働く機会を与えられたのだから、それを活かして人生を切り拓いて欲しい。

世界№1のホテルは従業員の質です。お客様があなたを「自分の子供の配偶者にしたい」と思わせる位のサービスをしてほしい。
日常を明るく感謝の心で過ごして欲しい、そうすれば職場でもそうなる。努力して心を明るい方向に向けて欲しい。

そして次に一人一人の生産性を、創意工夫で上げる。そうすると収益が上がる。そうして皆さんの待遇を改善したい。
ホテルは従業員の幸せのためにあります。

慈悲の心・愛が一番大切です。
宇宙には因果・原因と結果の法則があります。心に思うだけで因になります。
常に善き事を思うようにして下さい。

という事です。

要諦は「世界一のサービスを提供し、努力と創意工夫で業務改善をする」
という事でしょうか。

ホテル経営も会社経営も同じだと、稲盛塾長はおっしゃっております。
これは会社の経営にも通じるかもしれませんね。

「人の上に立つ」という心構えが大変重要な理由12.05.20

1982年京セラ役員幹部研修

演題
「人の上に立つという事」

稲盛社長のこの研修での第1声は「会社の最大の関心事は後継者である」とう事でした。
その後継者になる可能性のある方々を目の前にした、講話の中で言っていた事です。

人の上に立つ人は
「公平無私」=自らを律する人。
「大義のために行動する」=集団のために尽くせる人。
「人間として正しい事を正しく貫く」=フィロソフィ(熱意の源)がある人。
「忍耐力・耐久力がある」=能力の中の大きな部分がこれである。

人間の人生は、判断の累積である。だから正しいフィロソフィによる正しい判断が人生を好転させる。
本能を抑えて、公平無私に基づく理性での心で判断して行かなければならない。

これを、幹部に説いていました。

人の上に立つ人は、私心が強いと部下が幸せにならない、だから部下を幸せにするために、心を磨かなければならないという事を、絶えず反省していかなければならないと、稲盛塾長は若い時から言っているのですね。

スゴイの一言です。

経営者がパーフェクトでなければならない理由12.05.20

1981年の京セラ役員幹部研修で、稲盛塾長がおっしゃっていた事です。

立派な会社を維持するため、立派なリーダーが育たなければならない、立派とは社長の代りになることです。
人間は長所も短所もある。しかしリーダーはパーフェクションでなければならない。
例えば飛行機。
飛行機に亀裂があったとする。その亀裂は地上にいる時は、目立たない。しかし、いざ飛行すると、その亀裂から空中分解する。

人間もそう。欠点に目をつぶって、長所を伸ばすのは、ミドルクラスまでの話しである。
ビックになると、欠点があると、その欠点により空中分解して下落してしまう。

ミドルマネジメントと、トップマネジメントでは教育の方法が全く違う。
リーダーはあらゆる面でパーフェクションでなければならない。
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そこで必要なものは哲学である。
哲学が無いと、欠点が極限まで広がってしまう。

フィロソフィには、相反する事が書いてある。その相反する事(小心者は大胆に・大雑把な人は細心に)を兼ね備えるのがパーフェクション。先天的にそんな事が出来る人はいないので、後天的にやっていく。

また、私心が無いのがリーダー。私心がある人の下に付くと、部下がかわいそう。
自分の利益と会社の利益が同時に来たら、無意識に会社の利益がとれる人、集団のために損な役割を引き受けられる人、そんな人でなければならない。
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また熱意をもっていなければならない。
熱意とは「執念」「根性」「願望」「意志」。
仕事を成功させるのはお金に対する執念。しかし大きくなると欠点が出て、没落する。

例えばマラソン。
マラソンしてもやせない人が、大切な人が病気になり心配すると、痩せる。
それくらい思うという事は大変なエネルギーを使う。

魂をゆさぶるような言霊を伝えると、ガクッとなるほど疲れる。
腕力より思う方がはるかにエネルギーを使う。思念熱意が物を作っていく。
職場がどういう状態の時、目標が達成できるのか。

下から「今後どうなりますか?」と聞かれたら、間髪いれずに答えられる位、強い意志を持っていなければならない。
「どうしてもこうしたい」と思っている時、
「設備無い」「人も居ない」「資本も無い」全てが無くても、創意工夫が生まれる。
それに対して能力ある、無いは大した問題ではない。

京セラフィロソフィは厳しい事が書いてあるが、一生懸命仕事をしている奴は、ビンビン感じるはずである。
逆にそういう一生懸命体験が無いと、感じられない。

リーダーの皆さんが成長すると、自分のため・会社のため・部下のためになる。


私は、これを聞いて、
以前、オリンピックで金メダルを目指していた、シンクロナイズドスイミングのコーチが言っていた言葉を思い出しました。
「欠点を克服するのではなく、長所を伸ばすなんて世界に我々は居ないのです!
欠点があっては金メダルはとれませんから、欠点も克服します」

世界のトップを行く人はスゴイと思ったのですが、経営者もこうでなければならないと、稲盛塾長は言っているのです。

盛和塾「経営問答」12.05.20

群馬塾長例会が、群馬県に1,000人が集まれる会場がないという事で、軽井沢プリンスホテルで開催されました。
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今回の勉強会は「経営問答」。稲盛塾長が、経営者の悩みや問いに答えてくれるというものです。

一人目は看板屋さんの悩みです。
Q1、私は3代目ですが、先代の時からいる古参幹部が4名おり、その人への教育はどうしたらよいでしょうか?
A1、幹部との打ち合わせの時に「どうでしょうか?」と問い、意見を出してもらい、それを率先して使用する。
ダメなら「自分はこう思う」と教育する。遠慮が一番良くない。
しかし押しつけも良くない。社長なのだから、「人として正しい」という判断基準で、未熟でもしっかり伝える。
伝わらない人は辞めてもらっても仕方ない。自分は苦労するが、頑張ればよい。

Q2、人事考課(社員に対する評価制度)をどうしたらよいか?
A2、まだ28名の社員のなのだからそのような事を考える必要はない。50や100でそのような事は必要ない。
京セラは個人単位では5段階で差をつけている。賞与に差を付けて良いし、フィロソフィの理解度も評価して良い。
少ない社員だから、給与規定をつくるより、会社規模の世間の相場を参考にする。
人の評価を難しく考える必要はない。

総評として、まずは収益を改善しなければならない。
受注生産だから、受注案件ごとにチームを組み、チームリーダーを社長にし、案件ごとに利益を出す利益基準をつくる。1案件を1つの会社としてやる。部材もいろいろあるのだから、創意工夫をして利益を上げる。
幹部には受注案件ごとに責任者になってもらい、仕事を進める。

JALも小さな部門に分けて、30,000名以上が理解して行い、業績があがった。

二人目の問答は、
Q、野菜の卸をやっているが、天候不順で農家との契約量が収穫できない場合、卸先に契約量が収められない。その場合、他から買い付けてでも、契約料を納めなければならない。
その場合は赤字になる。
ここ数年は天候不順(台風や積雪)でそのような事が多い。
このリスクを負ってでも、事業を拡大すべきでしょうか?

A、今の事業方法は素晴らしいが、契約内容を弁護士と相談する。
収穫量が少ない時に、あなたの会社だけがリスクを負っている今の契約内容を考え、農家にも少し損をしてもらい、卸先にも「何とかお願いします」と3社で少しずつリスク分散する。
スーパー等には高圧的なバイヤーが多いが、
「自分はクッションだから、この契約内容でもリスクは少ないハズ」と
一生懸命説得する。もうけも自分だけではなく、3社でという考え方で行う。
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最後の塾長メッセージ
「せっかく全国から集まって勉強しているのだから、皆さんの会社の業務が改善されなければならない。JALの業務改善の1年目はフィロソフィのみである。フィロソフィが伝われば、全員が経営者マインドになり、改善される」
でした。

フィロソフィを全社員とともに血肉化し、誰にも負けない努力で事業にまい進するしか、方法は無いと、つくづく思いました。

「1億円の会社を、100億円の会社にする方法」12.05.09

盛和塾札幌の自主勉強会で、「すしはなまる」社長の清水様の経営体験発表がありました。
北海道東北ブロックで優勝した、素晴らしい発表です。
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この内容は、7月の横浜での世界大会で発表されるので、その時くわしく書かせて頂きます。

この「経営が順調になった経緯の物語」である
今回経営体験発表が素晴らしかったのは言うまでもないのですが、

発表に先立ち、15年前の店がまだ小さい頃の清水さんが、稲盛塾長に経営問答をしているVTRが流され、
私はそちらの方が今の自分の悩みや身の丈に近くて、非常に興味を持ちました。

私が興味をもった部分は次のところです。

内容は回転すし店をオープンさせて、ようやく売上1億2千万円になった時、
「次の目標は100億円」と決め、その目標に向かう事にした。
登る山を高くしたため、今までの経営体質を変え、厳しい経営にしていった。
すると、オープンからいる社員との溝が出来て、しかも店舗拡大する時に店を任せる人材がいないため、自分も部下も不安です。
どのようにしたらよいでしょうか?

という質問に対し、若き塾長は以下のお答を授けていました。

まず、これは会社が大きくなる時に必ず起こる問題である。
会社が小さい時の自分は小さい自分、その時に出会う人は自分の器の大きさ(器量)の人としか出あわない。

だから開店と同時にいる従業員は、その時の自分の器にあった人なはずです。
それが、いきなり自分だけが勝手に変わって、大きな会社にしようと思うのだから、突然ついてこれるはずがない。
だから頼りなく見えるに決まっているし、ついてこれない。

ではどうしたら良いか?
人間の能力は、生まれながらに差がある。持っている能力には差があるのです。
だから、店舗展開して、店を任せるのは不安なのは当たり前。

その場合、既存店の作業等をマニュアル化し、決算も教えて、採算が合う決算方法をルール化して、その上でその人に任せる。

そして月に2~3回、自分の足で店に行って自分の目でチャックする。
この行動もマニュアル化する。
そのようにして、既存店を任せていくようにする。

次に100億円という目標を立てたら、それに見合った副官が必要になる。
そうすると、才能のある人が欲しくなるから、今のスタッフに厳しくなる。そして大学を出て居るような優秀な社員を雇う、しかし1年もたたずに辞めてしまう。
「やっぱり頭が良くなくてもいいから、実直な奴がいい」となるなど、
こういう事の繰り返し。
でも目標が高ければ、どうしても頭の良い奴を入れなければならない。
ではどういう人間を入れなければならないかというと、
「自分の事を尊敬している人」を入れなければならない。
尊敬をもって、自分についてこれる人、
そういう人間性で選ばなければならない。

京セラの場合は、
稲盛の副官は、伸びようと思った時に一緒に頑張って伸びようとした。
目標を高くした時に
「どの山に登るか」という例えで、社員に話しをした。
「会社を大きくしたいが、もし皆さんがそんなの止めましょうー、というなら止めましょう。しかし大きくしたいなら、大きな人があなたの上に立つかもしれませんよ」と伝えて、賛同を得た。
ステップBYステップで人材を良いものにしていかなければならない。

自分の器を大きくして、尊敬される自分になる。
頭の良い人が腹心として頑張ってくれるような自分になる。
そのようにして、少しずつ人材を良いものにしていく。
これが、高い目標に向かう時の方法だという事です。

以上が塾長のお答えでした。
経営者の皆さんは、このようなお悩みがあるかと思います。
悩み多き、孤独な経営者の方の、少しでも参考になればと願っております。

何のために厳しい道を選ぶのか?12.05.08

4月19日、盛和塾札幌分科会がありました。

テーマは「自らを追い込んで仕事をする」
では自らを追い込んで仕事をするという事は、辛く厳しい事である。
では何のために自分を追い込んで、辛い思いをしてまで、やりとげなければならないのか?
それにどのような価値があるのか?
それに従業員がついて来るためには?

このような議題でした。

色々な意見は出ましたが、

結論は
「人間は小さい生き物、ヒマしてるとロクな事考えないし、ロクな事やらない。余裕が自分をダメにする。だから一生懸命働いて、魂を磨いて人生を全うする」
そのような結論でした。

しかしその辛く厳しい事に立ち向かう時は、絶対に「人のため」がモチベーションになるのではないでしょうか?
「利己が動機は燃え尽きます」

追伸:いつもおいしいおにぎりと豚汁を差し入れしてくれる「ありんこ様」
本当にありがとうございます。
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盛和塾「福岡塾長例会」経営体験発表と経営問答12.05.08

先日、福岡で盛和塾塾長例会がありました。
内容は2社による経営体験発表でした。
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まず、売上123億、従業員965名の運送会社2代目の方の発表。

旧経営陣がワンマン経営だったので、従業員の自主性が無くなっている。
そうして楽にしていた従業員にフィロソフィを伝えても伝わらない、何をやってもうまくいかなかったが、
「こんな中小企業にいてくれる従業員に感謝して、幹部には素直に謝り感謝を伝えた」
するとよくなってきた。

というような発表でしたが、
塾長コメントは
フィロソフィは難しい言葉を使うな。
日常使っている言葉で、隣のおばさんがわかるくらい簡単な言葉で深遠な哲学を伝えなさい。
自分の心に血肉化するくらい理解しないと、簡単で身近な言葉にはならない。

リーダーは部下の心を打つような話が出来なければならない。

JALの社員には、京セラフィロソフィを渡した。それを参考に自分たちでフィロソフィを作った。自分のもととして実行している。
その通り行動し、1便ごとに採算がわかるようになったので、どの部門も必死でやっている。
航空機は風等で燃費が変わるが、風を見ながら高燃費のルートを考えたり、着陸時の逆噴射もコントロールして創意工夫で採算をあげている。
経営は簡単、シンプルに小売店と同じようにすればよい、それを細かく見るようにする。

2社目は売上2億6000万円、従業員18名の葬儀社でした。
花屋で働いていたが、何のノウハウも無く葬儀屋を始めた。しかし従業員に馬鹿にされたり、新ホールを建てる時に全員が退社したりと、波乱の経営でした。
この業界も大手イオンが参入したりと、逆風が吹いていますが、人間力を向上させ、新たな取り組みで成長を目指します。という内容でした。

それに対して塾長は、
本当に突飛な発想での経営だったのに、今があるのは神様に支えられていたからです。それに感謝して、今後は無謀なことはせず、フィロソフィをしっかりやって経営してください。

その後経営問答(経営者の経営に対する悩みに対して、塾長が答えを出すという問答)が行われました。

私は、塾長例会の中でもこの「経営問答」が一番参考になり、大好きなものなのです。
本当に自分が質問したのではないかと思うほど、自分にとって身近な質問が出て、本当に目からうろこが落ちることが多いからです。

1人目は、電気工事業の経営者で「自分はフィロソフィを社員に伝えているが、先代は儲かる話だけすればよい」と親と意見が合いません。どうしたらよいでしょうか?
という質問でした。

これも自分が父親との関係の中で、いつも抱えていた問題でした。

塾長は
あなたは父親から見ると青臭く見えているはずです。
しかし父親にはこう言いなさい。
「利益を出すにもこのフィロソフィが必要です」そうして必死に説得するのです。
お父さんを説得できれば、従業員を説得できるようになります」でした。

2人目は1店舗8名の美容室の経営者でした。
せっかく育てて、これからという時に、そういう人に限って独立する。その度に売り上げが下がるという繰り返しです。どうしたらよいでしょうか?

塾長
腕一本でできる商売だから独立したくなる。社長と仕事をすることの方が幸せだと思われるようにする。
独立してオーナーになった方が楽と思わせないように、自分が楽しないようにし、経営の厳しさも教えてあげる。

3人目は病院経営の医師でした。
経営していて、開院当時の闘魂が消えてしまっている。いつも反省ばかりで前向きになれない。どうしたらよいか。

塾長
反省は大切だが、今後自分がどうなりたいか、ビジョンが薄れているのではないか?はっきりとしたビジョンを持って経営してほしい。

という事でした。

経営とは関係ないのですが、「京都賞の立ち上げ時の気持ちはどのようなものだったのでしょうか」という質問がきました。

注)京都賞とはhttp://www.kyotoprize.org/ja/

塾長は
研究者は、利他の心で人知れず努力している。自分もそうだった。
それを褒めてくれるのはノーベル賞くらいのものである。その他は学会くらい。
賞が少なすぎる。そう思ってノーベル財団にかけあい、協力を得て、200億円の私財を投じて財団を作った(今は700億円規模)。

利他の心の研究者を称えるためというのが、始めた時の気持ちである。
余談ですが、授賞式はすべて招待している。よい食事も出しているが、これも自費でやっており、参加者からはいただいていません。本当の道楽です。この散財も利他の心でやっています。
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稲盛塾長、凄すぎです!
今後も尊敬し続けさせて下さい、よろしくお願い致します。

「経営での真の勇気とは何?」12.05.08

先日、盛和塾のソウルメイトの皆さまでの勉強会での話題で、こんな事が出ていましたので、経営者方々の参考になればと思い、書かせて頂きます。

勇気とはどんな場面で必要か?
一般的には、「行った事の無い所に一人で行く」「知らない人に話しかける」とか?
定義としては
「未知の事にチャレンジする事」
それに勇気は必要のような気がします。

では、経営における、
決断や勇気は、
一体どのような場面で必要となるのでしょうか?

ソウルメイトから出た、経験の上で勇気が必要であった場面です。

次のような意見が出ました。

「クレームが来た時に、処理に行くとき」
「新しい事業をやる時」
「事業を止める時、撤退する時」
「会社の方向性を決める時」
「今は楽していたのに、もう一度苦労に飛び込む時」
「拡大しようと決める時」
「高い目標を掲げる時」
等でした。
これらを自分なりにまとめてみました。

経営する時に勇気を必要とする場面は
「高い目標を掲げ、達成させると言い切って、実行すると決めて、とことん行動する事」
これをできる人が真の勇気のある人ではないかと思いました。

経営者は孤独と言われています。
こんな話しを塾生のソウルメイトは話しています。
ご興味のある方は、一緒に勉強しませんか?

「心を高め経営を伸ばす」3つの要素12.05.08

4月の盛和塾札幌の自主勉強会では、昨年の12月20日に行われた
「稲盛塾長の講和」を塾生みんなで鑑賞しました。
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内容は
「心を高めれば経営が伸びる」。ではそのためにはどうしたらよいか?
それは3つの事をする。

1、 謙虚にして驕らない
おごり高ぶっている事は、自分でわからない。少し成功するとすぐおごり高ぶる、それは没落の第一歩!
社長は、ただ単にその役割に生まれてきただけで、偉いわけではない。
もって生まれた才能を、私利私欲や物欲を満たすという「才能の私物化」をしてはならない。
その才能を世の中のために使う。

自分は京セラで20億円の利益を出していた時も数百万円の年棒であった。それでも従業員のために一生懸命にやった。

2、 思念は業をつくる。
思いが原因を作る。悪い事が起こった時、それは過去の業が消える時。思うだけで、すでに原因を作ってしまう。常に善き事を思うようにする。

3、 宇宙の中の「成長発展」と「調和」の力を得る
やさしい心が成長発展させる。宇宙は絶えず成長発展する力を持っている。それに従う。しかし自分だけ肥大すると、調和がとれなくなる。
企業間競争で相手を落とすのではなく、従業員・取引先・地域社会が幸せになる戦略でなければならない。
自然界でレジャーをしているのは人間だけ。自然界と同様に努力している人は成功する。

成功していない人は努力が足りない、努力している人は必ず成功する。

塾生である経営者が心を高めれば、それは一人にとどまらず、周りの従業員や色々な人に影響が及ぶ。
それは経営にとどまらず、世直しになる。

なので小さな成功ではなく「大成」してほしい。

そして大きな会社にして一人でも多くの従業員を幸せにしてほしい。
盛和塾は、塾生企業の売上が37兆4000億円、従業員160万人。この規模であるので、心の浄化が進めば、世直しになることを感じている。


この心を世界中の経営者が持てば、素晴らしい世の中になります。
自分も少しでもこの考え方が出来るように、地道に努力していきたいと思います。

盛和塾「心を浄化する集団盛和塾で何を学ぶか」11.12.25

2011年最後の塾長講話が、12月20日、プリンスタワーで行われました。
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内容をざっと紹介しますと、

「心を高める、経営を伸ばす」(心を高めれば経営が伸びる)。

この観点から、「経営者は心を浄化」しなければならない。
それはフィロソフィの実践であるが、大変難しいので日々反省をする。
そして浄化された心の経営者は、従業員にそれを伝搬しなければならない。

盛和塾生は7,000名あまりで、塾生企業売上合計37兆4千億円、従業員160万人、
この経営者達が、心の浄化の伝搬をすると、社会へ大きな影響を与え、世直しになる。
世界を善きものに変える事が出来る。

そのためにもっと大成して、より多くの従業員を幸せにしてほしい。それが世界を良くする事になる。

ではそのためにどうすればよいか?
3つの要素がある。

1、謙虚にして驕らず。
今経営者をしている皆さまは、ただ、役割として社長をしているだけである。
社員も社員の役割、色々な方が生まれた役割を生きている。
社長は経営能力があるが、それを金もうけのために、私物化してはいけない。
その経営能力を社会のために使い、ちやほやされても有頂天になってはいけない。

2、思いは必ず実現する。
思いが原因を作る、原因が結果を作る。
なので、善き思いをしていれば必ず良い結果が出る。

しかし現実は悪い人でもお金持ちになったり、善い行いをしている人が不幸だったりする。
これは短期的な現象で、20年から30年スパンをみれば必ず現れてくる。

思いということに偉大な力がある事を、皆は知らない。
善き事を思い、日々精進する。

3、宇宙に働く2つの力を得る
宇宙にはあらゆるものを成長発展させる力と、調和させる力がある。
この力を得るよう努力しなければならない。
成功していないみなさんがいるとすると、それは努力が不足しているからである。
従業員の幸福を得られる戦略を立てて、経営する。

来年は色々なリーダーが変わり、世界が変わる。
そんな中で、我々塾生は、心を浄めていきましょう。

素晴らしい話でした。

塾長、全国から集まった1千名の塾生の皆さま、本当にありがとうございました。

その後懇親会が開かれ、大相撲呼び出しの方が、塾長のために相撲甚句を唄ってくれました。
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その後、サプライズがありました。
横綱白鳳関が入塾されたのです。
その白鳳はイチ塾生として学びたいので、サインや撮影は遠慮くださいと事務局から通達がありました。

最後にその白鳳も一緒に「ふるさと」を唄って終了しました。

本当に素晴らしい塾にいれることに感謝したいと思います。
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盛和塾、台湾開塾式11.12.07

12月9日、先週の金曜日に盛和塾台湾が開塾しました。
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会場は台湾で最も有名なホテル、圓山大飯店でした。
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台湾の新塾生約130名が一人一人抱負を述べ、その後、待ちに待った塾長の講話が始まりました。

演題は「人生について思う事」

内容は
現代の人は、健康と知能については管理するが、心の管理を怠っている。
人生で一番大切なのは、心を美しく保つ事である。
経営を伸ばすのは、心を高める事である。
全従業員の物心両面の幸せを実現しなければならない経営者は、心を高める責任がある。
という内容でした。

「経営者は、全従業員の物心両面の幸せを実現しなければならないので、心を高める責任がある」

最後の言葉は本当に心に刺さりました。
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塾長、本当にありがとうございました。
また塾生の皆さま、お疲れさまでした。
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ダライ・ラマ法王、郡山で講演11.11.10

去る11月6日、ダライラマ法王が、福島県郡山市を訪れ、
地震による津波や放射能に苦しむ人々のために、
「苦しみを乗り越え、困難に打ち勝つ力」と題して、お話されました。
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会場は日本大学講堂、約2000人の方がかけつけて、熱心に法王の熱い言葉に耳を傾けていました。
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内容は
教育システムを再考するという所から始まりました。
まず、今の教育は教養による脳を高める事に重きを置いている。しかしこれからは、心を高める教育が必要。

そういう倫理観を宗教ではなく、「いかに何が正しいか」という一般倫理を説いて、一人一人が正しい倫理観を持つ事が多くの問題を解決させる事になる。
思いやりを重視した教育が、今後大切になる。
物質に重きを置いた教育では、今の世界の諸問題(物の奪い合い)は解決しない。
(今の教育システムが、世界の諸問題を引き起こしている)。

「お金は肉体的快適は得る事が出来るが、心の平和は得られない」
脳科学でも、思いやりをもった時の脳細胞は良い状態になる事が証明されている。

というような内容でした。

最後に質疑応答がありました。
Q1.困難をどう乗り越えたら良いか?
A=肉体は免疫があれば病気にならない。心は自信があれば困難を乗り越えられる。前を向いて心を奮い立たせ頑張る。

Q2.慈悲の心をどうやったら実践できますか?
A=本物の慈悲は一切の偏見をも持ってはならない。たとえ敵であっても慈悲の心は忘れてはならない。しかし間違った行動に対しては正しく対処する。

Q3.福島に住み続けて良いのか?
A=科学者に聞いて、安全なら住みなさい!再建に関しては高い所にしなさい。

Q4.成功とは何か?
A=心の平和です。平和な心が正しい判断を導き、現実世界に活かされる。

Q5.人類の未来は明るいですか?
A=楽観して良い。福島の状況が世界の終わりを表しているわけではない。温暖化で災害が増えるかもしれない。どんな時代にも問題はある。私たちはひどい目にあうか、問題をかかえて生きていくものなのである。
心配するな!
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最後の「ドン・ウォーリー」が印象的でした。

呼んでくれた、盛和塾の下村満子さん、
ダライラマ法王に会えるなんて、夢にも思っていませんでした。

本当にありがとうございました。

盛和塾 中国大連 開塾式11.11.03

先月、中国の大連に「盛和塾大連」が開塾しました。
その式典の最後に、稲盛和夫塾長の講話が行われるため、日本からも全国の塾生約370名が大連に集合しました。
ほとんどの方は、事務局が作った3泊4日のツアーで、バス4台で移動しました。
初日は市内視察でした。
そして夜は日本塾生による懇親会。

翌日の朝から、開塾式となりました。
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今回の塾長講話は「京セラ会計学について」です。
まず会計学とは、お金の計算などの会計ではなく、
短的に言うと、「どのような原則で経営していくか」ということです。

これには7つの原則があります。

1、キャッシュベースで考えた経営
どんなに利益が出ていても、利益が現金で残っているわけではありません。
在庫や売り掛け、手形に姿を変えている場合が多いので、手元に現金を残すような経営をしなければならない。
そのために自己資本比率を高める。

2、1対1の原則
一つのものが売れたり動いたら、必ず伝票がついて回らなければならない。そうしないと不正を起こさせる原因になる。

3、筋肉質の経営の実践
会社にとって筋肉とは「人」「設備」「お金」と利益を生み出すもの。
贅肉とは「無駄な資産」
利益とは、額に汗して出来たもの。それを営々と蓄えることをするのが筋肉質経営。

4、完ぺき主義の原則
わずかなミスが命取りになるので、ド真剣に仕事をする。
目標達成も同じで、100%でなければならない。

5、ダブルチェックの原則
これは間違いの発見はもとより、「人を大切にする」ということである。
人間は弱い。社員に罪を作らせないようにという、「思いやり」である。
入出金の管理が出す人と処理する人で、別々にする。そうして不正を未然に防ぐことで、社員の不正を防ぐという「思いやり」になる。

6、採算性の向上の原則
売り上げを最大に、経費を最小に。
これを「アメーバ経営」と「フィロソフィ」で行っていく。

7、ガラス張りの経営
従業員との信頼関係のため、「何を目指しているのか」「お金の流れ」をガラス張りにして公明正大に経営する。すると不正が起きない。

以上が7つの原則です。

最後の塾長の重いお言葉。
「日本は急成長の会社が崩壊したり、没落した歴史がある。それは、この会計学がおざなりだったからです。
中国も経済が世界第2位です。その経営者に求められているのは管理体制です。それを整えて、ますますの発展を期待しております」

塾長はやっぱりすごい!
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盛和塾10月の勉強会11.10.18

昨日、ノボテルにおいて、開催されました。
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今回の盛和塾勉強会は、1993年「石川塾」開塾式での塾長講話DVD上映でした。
冒頭で「この塾に入ると塾生同士で刺激され、自分の小ささを知ったりする。また善玉が集まっているので気が良い方に流れるので、来ただけで好転する」。
という始まりました。
次に本題。
善(人の悦びを自分の悦び・人の悲しみを自分の悲しみにする事)を積み、魂を浄めていく事が大切である。
世界の大激動で価値観が大転換している時代である、そんな時こそ利他の心で判断する。
このバブル後の不況(現在でも通用する話)は、地域性(国内外)、業種性があるので深くて長い、そんな時こそ会社を伸ばす努力が必要である。
人間は悪い時はいつまでも続くと思ってしまう。そんなことは無い。
経営者がド真剣に仕事をする。会社にいる時は一瞬の気を抜く事も無く集中する。そうすると疲労が限界に達するが、それに耐えれなければ経営者ではない。
それくらい集中力が無いと、深い決断が出来ない。この集中力は習慣である、経営の良い時から集中して仕事をする、そして有事に備える。
心を100%会社に向けるのが社長の責務で、家庭にいても心はここに無い。
自己犠牲をして社員のために頑張る。
そこまで全身全霊を傾けると、会社が自分のものと勘違いして公私混同してしまう。しかしそこで自分を戒めて、地位の乱用は絶対してはならない。

自分は徹底的に働く、そうすれば社員はついてくる。
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稲盛塾長は過去に言っていたそうです。
「オリンピック選手は楽だ」
そこまで経営に打ち込むと、京セラ・KDDI・JALと全てを成功させる事が出来るのだと思う。

爪のあかにもなれない自分が益々見えました。
もっと勉強します。

盛和塾 中国広州大会11.10.17

P9240008.JPG先日、中国の広州において、盛和塾広州大会が開催されました。
稲盛塾長が、中国の塾生に対して講話をし、その後、中国財界人とのシンポジウムを行うという企画でした。

経営の神様として、国賓のような扱いを受けている塾長の大会だけあって、広州のセンターは満員でした。

またこの模様が、テレビ中継されるという事で、舞台がテレビセット用に作られていました。

まず講話は「アメーバ経営が継続的な企業成長をもたらす」
という題で行われました。

この経営方式は、会社を最小単位に分けて、その最小単位があたかも会社のように動いていけば、企業は成長する。
ということです。

この理論は最近研究が進められている、非常に信憑性の高い経営理論です。
(書籍も出ています)

それを中国の方の前で講話したのです。
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中国でも少なくても10社は導入しているということです。

その後、塾長をはさんで、シンポジウムが行われ、真剣な討論が行われました。

終了後、日中友好懇親会が行われ、広州市長も出席していました。
余興も行われましたが中国らしく、何だかよくわかりませんでした。
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来週は大連で開塾式です。
楽しみです。

盛和塾生同士の交流11.09.13

盛和塾の福島開塾式で、愛知の住宅メーカーの社長さんと知り合いました。
その社長さんは、FC展開をしており、その関係で札幌に年に1度来るらしいのです。

それが先週の火曜日でした。
素晴らしい成功をおさめている社長さんの話を聞きたいと思い、何とかお願いして、ランチを御一緒していただき、経営に関する相談をしてもらいました。

売り上げを上げるためにはどうしたら良いか?
なんていう基本的な質問は失礼だと思い(本当はしたかったのですが)
違った相談をさせていただきました。

「印刷業界は先細りであるので、業務拡大のためには、新規事業の立ち上げをするのが良いか、既存事業に力を入れるのとどちらが良いですか?」

という質問に、素晴らしいアドバイスを頂いたので、ご紹介させて頂きます。

まず本業は本当に精一杯やっているか?
印刷業種も成熟業種だと思うが、住宅関係もそうである。
札幌のシェアを50%もとっていれば、伸びシロはないかもしれないが、1%にも満たない小さなシェアなら、まだまだ伸ばすことはできるはず。
もっと一生懸命にやってみてはどうか?

しかし新規事業も大切なので、もしやるとしたら、任せられる人材を作らなければならない。
そして事業計画をしっかりして、収益を上げれるという確信をもつ。
そのうえで新規事業やるのであれば、良いのではないか。

というアドバイスでした。

不況で、先細りの感覚にとらわれ、閉塞感に包まれて不安を抱えている経営者はたくさんいると思います。
この素晴らしいアドバイスで、私のように少しでも勇気をもらう経営者がいたら幸いに思います。

戦後の焼け野原のような、何もない所から、松下電器、ホンダ、ソニーは産れた。
その努力に比べれば、今の中小企業は努力が足りない。
BY稲盛和夫塾長

盛和塾北陸地区塾長例会(於新潟)11.08.10

8月8日、新潟朱鷺メッセにおいて、盛和塾北陸地区塾長例会が開催されました。

今回は「経営問答」でした。

この経営問答は、塾生が経営に対して想い悩んでいる事を、全塾生の前で発表し、それに対して塾長がコメントするという内容です。

今回の質問は2社の社長からされました。

質問内容の第一は
「先代の社長との世代交代の時期について」でした。
先代の社長に対して、社員がすぐに答えを求めて、自立しないのではないか?
これに対して、塾長は
「それは社長の判断が的確だからで、あなたもその判断を深く考えるべきである」でした。
先代からもっと勉強して、一人前になりなさい、という意味だと思いました。

塾長は今、JALの会長をしているが、もし自分が亡くなったら、
「稲盛会長だったら、どんな答えを出すだろう」と考えてもらいたい、
これを遺言とするだろう。

とおっしゃっておりました。
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質問第2は
「老朽化した工場を建て替えるべきか?」でした。
手狭になった工場を全面改装したいが、思い切れないという内容です。

塾長は、まず経常利益率が低いので、今の設備をパッチワークのようにだましだまし使い、現行のラインを創意工夫により能力を上げる努力をする。
そして利益率があがったら設備投資をしなさいという事でした。

この2つの質問は、経営者にとって身近な問題で、私に答えてくれているのかと、勘違いするほどでした。

「自分は父から謙虚に学ぶ姿勢が足りなかった」
「これからでも遅くない、自分に伝えきれていない事を、父に聞いてみよう」
こんな風に思いました。

あらためて、自分のふがいなさを思い知らされ、本当に勉強になりました。
自分はまだまだです。

その後、新潟の伝統郷土芸能を楽しみながら懇親会に入りました。
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塾生みんなで和気あいあいと、新潟の銘酒を楽しみました。
私も塾長のすぐ後ろの席を確保でたので、行動をじっくり観察しながら、おいしいお酒をいただきました。
塾長は、本当に経営の神様だと思います。

塾長、ほんとうに素晴らしい教えを頂き、心から感謝申し上げます。
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また、お世話になった北陸の塾生の皆さま、そしてお越しになっていた全国の塾生の皆さま、本当にありがとうございました。

第19回盛和塾世界大会 IN 横浜11.07.08

去る7月5・6日の2日間にわたり、
第19回盛和塾世界大会が、横浜国際会議場で開催されました。
3,000社を超える塾生の参加で、大変盛り上がりをみせました。

内容はといいますと、
「素晴らしい経営をされた塾生の中から」
「よりすぐりの塾生8名が」
「全来場者の前で、経営体験発表を行い」
「稲盛塾長からコメントやアドバイスや叱咤激励を受ける」

という感じで進んでいきます。
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お一人目は、売上34.5億円・従業員565名の病院から始まり
150億円1871名のお惣菜屋さん。
27億82名のネジの製造。
184億799名のルタオでお馴染みのお菓子メーカー。
19億260名の農家レストラン。
31億35名の精米屋さん。
18億104名の牡蠣エキスでお馴染みの健康食品メーカー。
28億248名のミシン部品メーカー。

いかにして会社を伸ばしてきたか、そういう発表の場です。
皆さん共通するのは、稲盛哲学を徹底的に勉強し、実践していました。

事業がうまくいく方法はこの哲学を徹底的に実践するしか方法はないと思いますが、
これは「マラソンを全力疾走するようなもの」で大変厳しい事です。
やれば優勝するのはわかっていても、全力疾走できないので、勉強している、未熟な私ですが、

全国の素晴らしい塾生のソウルメイトの体験を聞いて、元気が出ました。
発表者のみなさな、本当にご苦労様でした。
そして心から尊敬申し上げます。

最後に、盛和塾には福島があります。
被災した福島の伝統芸能も紹介されました。
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「豊景神社の大々神楽」

このほかに、「高柴ひょっとこ踊り」
「会津磐梯山とかんしょ踊り」

素晴らしい伝統芸能でした。

福島の皆さまはじめ、被災地の皆さま、
がんばって下さい。

フィロソフィとは?11.06.30

盛和塾で用いている教科書は
「京セラフィロソフィ」です。
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この中に書かれているのは、本当に実践するのが難しい事ばかりです。

これを完璧に実践するのは不可能に近いのではないかと思われるほどです。
例えるなら、聖書の通りの人間になるようなものです。

しかし我々塾生は、これを心の支えに、出来るだけ書かれている事を実践するために、一緒に勉強しています。

そして、どれだけ実践しているかが、業績となって現れてきます。

そのために、自分を戒めながら実践していく。

そしてその実践の度合いの何分の1かを、従業員が実践してくれるのです。

経営とは「心を磨く修行」ではないでしょうか。
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盛和塾札幌6月分科会11.06.28

本日、盛和塾札幌6月分科会が、回転寿司でおなじみの「はなまる」さんの本社会議室で行われました。

本日のテーマの1つめは
「信頼関係を築く」です。
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経営者と社員の信頼関係を築く1つの方法として、稲盛塾長が大切にしている事があります。
それは「コンパ」です。
社員とひざを交えて飲みなさいという事です。

塾生は、コンパをするのが当然であるという前提で話が進むので、
この件に関しての議題は、
「コンパの時に心がけている事」でした。

参加者の意見ですが、
・従業員の事を本当に思っていることを伝える。
・パートの人も全員参加を原則としている。
・酔って、このときだけは、だらしない社長になる。
・自分をかなぐり捨てて、和の中に入っていく。
という感じで、自ら社員に接する姿勢が一番大切であるのです。

すると、社員との垣根が無くなり、社員に会いたくなってくる、
そういうふうになって、初めて信頼関係が生まれるのではないかと感じました。

「信頼は自らの中に築く」
相手に求めるのではなく、自ら信頼する。

素晴らしい言葉です。

テーマの2つ目は
「完全主義を貫く」
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ベストではなく「パーフェクト」を目指して、仕事に取り組むということです。

製品を製造するときは、どこか1つでも不良があれば、製品としては認められません。
印刷を例にとると、本の中に
「1字でも」
誤植があると、それは完全な製品とはいえません。
製造過程でいくらベストを尽くしたとしても、パーフェクトな仕事をしない限り、製品ではないのです。

売り上げ目標もそうです。
10億円の売り上げ目標に対し、結果が9億円であれば達成とはいえません。
「ベストを尽くしました」ではダメなのです。
パーフェクトにやり遂げなければならないのです。

この塾の教えは、本当に厳しいですが、普遍的な事実にたくさん出会えます。

参加者の皆様、色々な気付きを与えていただきました。
本当にありがとうございました。

盛和塾札幌6月自主勉強会11.06.14

先日、ノボテルで、盛和塾札幌自主勉強会が開かれました。
今回は1993年8月30日に中国ブロックで開催された塾長例会の、塾長講和のDVDを鑑賞しながらの勉強会でした。

DVDで稲盛和夫塾長が言っていた事を、簡単にまとめてみます。

「共に生き、働く感動を分かち合うために」という題名での講和でした。

まず、不況時に特効薬は無い。
なので常日頃、地道な努力を積み重ね、不況になっても大丈夫な会社を作っておかなければならない。

好況時に追い込まれたつもりで努力する
「常に土俵の真ん中で相撲をとる」
土俵際に追い込まれて、大技で逆転する力士がいるが、そんな力があるなら、土俵の真ん中でその力を出すべきである。
そのような気持ちで経営しなければならない。

それが有事に会社が傾かない方法である。

しかし、不運にも不況で会社があえぐ状態になった時は、

今日を精一杯、今日の採算を合わせる、今の採算を合わせる。
今日を上手く生きると、明日も生きられる。
今日を生きられなければ、明日も生きられない。
5ヵ年計画を立てる前に、今年を精一杯生きる、そうすれば5年先が明るくなる。

そしてこのような苦しい状況で、従業員も給料が上がらない、

このような中で、幸せに生きていくためには、社員と共に生きていく、物的幸せではなく、
「信じあえる仲間として共に働く、喜びや感謝を分かち合う」
ということでした。

最後に、
素晴らしい会社の社長が傲慢になって、没落した人が沢山いる。

どんなに才能があっても、才におぼれず、日々反省して、謙虚な気持ちで生きていく。

その反省する人生が、災難(経営難)をまぬがれるのである。

こんな内容でした。
18年前の講話でしたが、今の時代に合致する内容でした。
それだけ稲盛和夫塾長のおっしゃることは、普遍的なのだと、改めて思い知らされました。

福島県の良さを味わう11.06.05

今、私たちが被災地にできること。
その1つは、仕事の創出ではないかと思います。

先日の盛和塾福島の開塾式で、ある方が
「義捐金は大変ありがたいです。
しかし一番欲しいのは仕事です。
仕事があれば、自立できます」
と発言していました。

身につまされる思いで聞いていました。

福島産の物を買う、福島に行って観光する、何かできるのではないかと思います。

盛和塾福島の「孫の手トラベル」の瀬谷様が、我々ソウルメイトのために、素晴らしいツアーを組んでくれました。

郡山駅からバスで出発。
裏磐梯・五色沼散策。
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裏磐梯高原ホテルで磐梯山弥六沼を見ながら昼食。
http://www.urabandai-kougen.com
飯盛山で白虎隊の歴史をたどる。
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鶴ヶ城。
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末廣醸造で試飲。
http://www.sake-suehiro.jp

心に残るツアーでした。

最後に、福島の皆さんが我々を迎えてくれた言葉を紹介します。
「このような時期に、福島に来て頂き、本当にありがとうございます。
心より感謝申し上げます」

次の旅行、どこに行くか迷っている方、福島はどうですか?

盛和塾福島 開塾される!11.06.04

去る6月2日、盛和塾福島が開塾されました。
その開塾式が、郡山市のホテルハマツで盛大に行われました。

この開塾式の案内は、3月11日より前に、札幌のソウルメイトの我々にも届いておりました。
私も申し込みをする予定でいた矢先に、先の震災が起こってしまい、
最初は
「開塾は無いだろうなー」と思っていました。
その後は中止の知らせがなかったので、心情的に
「こんな時期に式典なんて、おめでたい席に出るのは止めよう」と思っていました。

しかし、4月に「開塾式開催決定」の通知が来ました。
私は迷わず「出席」の返事を出し、一昨日、JAL便で東京経由で郡山に入りました。

塾生が郡山駅で「盛和塾会場はこちら」というプラカードを掲げて、地方から来るソウルメイトが分かりやすいようにとの心づかいで、案内をしてくれました。

13時30分、式典が開始されました。
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開塾の経緯の説明があったのですが、地震の影響は想像を絶する話ばかりでした。
「創業100年を超える旅館が、震災によりお客様が全く来なくなり、止むなく廃業、そして入塾を断念」
というような事実を筆頭に
「原発のメンテナンス会社」「スーパーチェーン店」「酒蔵」等の方々が甚大な被害を受けて、
「もうこれ以上商売は続けられない」という崖っぷちの方々がたくさん参加されていました。

この方々の話を聞くと
「私なら、こんな状況では生きていけない」と思い、
涙が出てきました。

その方々を励ますように、稲盛塾長が講話されました。
「フィロソフィは経営の原点~フィロソフィを考え直す」
結論は、経営をするためにはフィロソフィしかないという事でした。
KDDIを立ち上げた時も、日本航空再建をした時も、持ち込んだのは「京セラフィロソフィとアメーバ経営」だという事でした。

塾長がよくおっしゃる事があります。
「今の日本の上場企業は皆、戦後の焼け野原から出来た会社ばかり。松下・ソニー・ホンダ、全てそう。それに比べたら、今の中小企業は努力が足りない」

今の福島の状況はこの状況に似ている。
「災害は神が与えた試練。人類の発展は試練を乗り越える事により成功へと向かった歴史があります。
ですので、この震災も何とか乗り越えて、更なる発展につなげてほしい」

「フィロソフィを愚直に守って、きれいな心で会社経営をしてほしい」
「企業経営者が更に頑張る事が復興への第一」
「燃えるような闘魂で、誰にも負けない努力をし、従業員を幸せにして、社会の発展に寄与してください」

このようなメッセージがこめられていました。
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最後に福島の皆様。
私たちの出来る事なんて無いかもしれません。
しかし、私たちは、5年後10年後、ニュースから福島の文字が消えても、福島の皆様が復興の努力をしている事を忘れず、応援させていただきます。

このような時期に、こんなに素晴らしいおもてなしをしていただき、本当にありがとうございました。

盛和塾札幌分科会5月「常に明るく」「仲間のために尽くす」11.05.30

5月26日、盛和塾札幌分科会5月例会が、はなまる本部で行われました。

今回のテーマは「常に明るく」と「仲間のために尽くす」でした。

「常に明るく」ですが、
この常には「会社の資金が尽きても」「会社が潰れても」常に明るくとうくらい、常にです(笑)。

経営者が明るくなれない原因の中で、よく話題になるのが、「従業員の事」です。
「あいつが気に入らない」「働かない」「態度が悪い」等、いつも小言が頭の中にあり、腹が立つ。
こんな話題が出ます。

では、何で腹が立つの?
「相手に期待しているから」「頼りにしている」「あてにしている」しかし思い通りに動いてくれないから。
こんな意見が出ていました。

ではどうやって明るく従業員に接するか。
それは「従業員に感謝する」。
怒る時も「従業員の幸せを思って怒る」。
こんな感じが解決策ではないかと感じました。

また突発的な事象が起こっても、明るくなれません。
その場合は
「事実は1つ!とらえ方をポジティブに!」です。
例えば転んで右足を骨折したとします。その時「左足が無事で良かったー」ととらえる。
難しいですが、悲観しても事実は変わらないという事を、理解する事です。


「仲間のために尽くす」
従業員が本当に幸せな状態にあるのは、「安定した報酬」と「良い仲間」です。

この逆説が「成功報酬型会社の末路」です。
リクルート社で長年多くの会社を見てきた、高岡氏の言葉がそれを物語っています。
「成功報酬型の会社は、社員の出入りが激しくなります」
理由は、高い人は「もっと報酬をくれ、くれなければ他に行く」
低い人は「成績が悪くて、会社にいずらい」
こんな感じで、社員が定着しない。
なので会社は、利益が出たら「内部留保」。損益が出たら「留保を吐き出し雇用を守る」
これが理想ではないかと感じました。

そうすると、従業員が信頼関係のもと、安心して働け、仲間のために尽くす。

こんな会社になるよう、努力したいと思いました。

盛和塾札幌4月分科会11.04.16

昨日盛和塾札幌4月の分科会が、大通西3丁目のビッセ18階の大和証券会議室で行われました。
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西向きの窓には大倉山シャンツエが正面に見え、
会場を提供してくれた木山様に「会議では、ざぞ良い案が出るのでしょうね」
と言ってみると「景色にみとれて、案が出ないのですよー」という冗談が返ってきました。

有名おにぎり店「ありんこ」さんの、おいしいおにぎりと豚汁を食べた後、勉強会が始まりました。

テーマは
「素直な心を持つ」「常に謙虚に」「感謝の気持ちを持つ」です。

自分なりに解釈した事を書かせていただくと
素直な心で聞くと、吸収されるので、人間的成長(変化)がおこる、だから大切。

では素直の定義とは?
自分に対しての意見に
「どんな嫌いな人に言われようと」「どんなに嫌な言い方をされようが」その言っている事が、
人として正しいかどうかを判断し、取り入れられる。

では素直に聴けているかどうかの自己判断は?
言われた事に対し、否定感があったかどうか。
言われた事が、努力しなければならない事であった場合に、それを嫌だと思ったかどうか。
(努力すれば成長できると分かっていて、その苦労を嫌だと思うという事)

そして、「自分はまだまだだ」という謙虚な姿勢を崩さず、
どんな事にも感謝していく。
本当に困った時、振り絞るような「ありがとうございます」が出る。
(例えばお店に全然お客様が来ない、その時に来たお客様に出る感謝)
その感謝の気持ちを忘れず、仕事に向かう。

目からうろこが落ちる発言がたくさん出ました。本当に勉強になります。

勉強会の終了後、木山様より別室からの夜景をプレゼントされました。
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ライトが自粛気味ですが、本当にきれいでした。
塾生の皆様、有意義な時間を共有させていただきまして、本当にありがとうございました。

盛和塾札幌3月分科会「きれいな心で願望を描く」11.03.25

去る3月25日、盛和塾ソウルメイト木山様のご厚意により、大通西3丁目のビッセ18階、大和証券会議室において、盛和塾札幌3月分科会が開催されました。
社員の方のお出迎えで社内に通された会議室に入ると、夜景がきれいで、勉強をせず、のんびりワインでも飲みたくなるような、素晴らしい会議室でした。
まずはご提供いただきました、木山部長、本当にありがとうございました。

今回は2つのテーマの勉強でした。

1つ目は
「愛と誠と調和の心をベースとする」でした。
「愛」とは、他人の喜びを自分の喜びとする心。
「誠」とは、世のため人のためになることを思う心。
「調和」とは、自分だけではなくまわりの人々が常に幸せに生きる事を願う心。
これが経営の原点でなければならないという事です。
今回初参加の方は「これが経営の勉強か?」
と思われたと思いますが、盛和塾は「心を高める、経営を伸ばす」ですので、ここは非常に重要な部分なのです。

2つ目は
「きれいな心で願望を描く」でした。

きれいな心で描く願望でなければ、世の道理に反するので社会との摩擦を生み、最後は大きな失敗になる。
純粋できれいな、潜在意識に浸透する強い願望をもって、ひたすら努力を続ける事によって、願望は叶う。

きれいな心でやっていても、なかなか上手くいかなかったり、むしろ悪い心の人がうまくいっているケースすらある。
こんな中で、「きれいな心でやっても不公平だ」と思う方もおられると思いますが、
「因果応報」という言葉があります。これは心に思った事が寸分違わず現れるという意味です。

しかし、きれいな心で行動しても、良い結果が出るまでのスパンが長いので、みなさんあきらめてしまうのです。
結果がでるのに1週間とか1年であれば、皆さんはきれいな心で考えるでしょう。
しかし30年でみると帳尻があうはずです。ものによっては、もっとかかる事もある。
なので、なかなかこの心を大切にできない方が多いのです。

我々経営者は自分の欲望だけを満たそうとしてはならない。
全従業員の幸せを考え、「会社を立派にしたい」というきれいな心でやっていれば、長いスパンでみると、必ず報われる。

という内容に対して議論し、勉強しました。

こんな考え方で生きてゆきたい方、ぜひ一緒に勉強しませんか?

盛和塾札幌 3月自主勉強会11.03.19

去る3月14日、盛和塾札幌3月自主勉強会が、ノボテル札幌で開催されました。

今回は経営体験発表会「我が経営を語る」と題し、
リージョンズ株式会社 代表取締役 高岡幸生氏が発表されました。

この方はどういう活動をしているかといいますと、求人情報やUターン支援を、中小企業に向けて行っている方です。
ご興味のある方は、サイトを参考に。http://www.regions.co.jp

また「採用を変える、組織が変わる」という本も出版しており、私も読みましたが、すごい事が書いてあります。採用変.jpg

経営者や採用担当の方、ぜひご一読することをお勧めします高岡氏の印象的な言葉です。
「年棒400万円の人を雇うと30年で1億2千万の投資です。そんな大きな投資に30分の面接で済ませて良いのですか?
1億2千万の不動産ならもっと考えませんか?」

採用に要した時間や手間に比例して、会社は長生きするようです。

今回の発表で、彼が稲盛塾長に質問をした時の話をしてくれました。
「人材のどこを見ているのですか?」
という質問をした時、塾長は
「それが一番難しい」と、
しばらく考え、
「まじめにコツコツやる人」と答えたそうです。つまり心の良い人という事だと思います。
「人の心はうつろいやすい、それを支えるのが会社の理念」という事もおっしゃったそうです。
私的にすごく参考になりました。

その後、ニトリ家具の事例を紹介してくれました。
採用の戦略は、出店しながら現地採用をし、人材の多様化をはかっているそうです。
企業にとって、人材の多様化は非常に重要だということです。

そこで、質問をさせていただきました。
「わが社のように零細企業で、人材を多様化するポイントを教えて下さい」
それに対し
「世代の多様化をお勧めします。1977年の前と後で分けるのがポイントです。これ以前の人がスターチルドレンと呼ばれており、この年を境にした人同士で、意見が分かれる」事が多いらしいです。

これも参考になりました。

高岡さんには、本当に色々教えられます。感謝です。

皆様、ご苦労様でした。24日の分科会でお会いできるのを楽しみにしています。

盛和塾 経営問答11.02.23

私の所属している、経営者のための勉強の場「盛和塾」

最近、その機関紙「盛和塾」を、さかのぼって読み返しています。

その91号に仲間の社長さんの経営問答が掲載されていました。

この経営問答とは、経営者の疑問・質問に対して、塾長の稲盛和夫様が指南していくというものです。

その中で、営業が苦手な人へのアドバイスが書いてあり、シンプルかつ適切だったので、読者の方の少しでも参考になればという思いで、書かせていただきます。

「私は喋るのが苦手です。しかし会社の注文となれば必死になります。そんな男が京セラを作ったのです」
という前文で
「営業は難しくはありません。自社の製品・特長を十分に研究し、お客様の商売を自分の事のように考えてプレゼンする。もし相手が納得しなければ、また新しいものを提案する。それしかないのだと思う。お客様にほめてもらおう、そう考えるとワクワクする、それが営業だと思う」

シンプルでも難しい。あきらめない心、相手を思う心、そしてド真剣な心が詰まった、素晴らしい表現だと思いました。
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ご興味のある方、一緒に勉強しませんか?

いつも熱い!盛和塾札幌 2月分科会11.02.20

先日、月に1度の盛和塾札幌分科会が、回転ずしでおなじみの「はなまる本部」で行われました。
その内容を書いてみます。

第1の内容は
「高い目標を持つ」です。
会社の経営をするためには、大きく高い目標を持つ事が必要ということです。
その目標は空々しいまでに大きなものでなくてはならない。
稲盛塾長は「まずは、自社のある町で一番、そして最後に世界で一番になる」を目標にしていました。
そして京セラを世界的企業にしました。

思わなければ、絶対に実現しない。
まず高い目標を思うところが、目標達成のスタートだという事です。

例えば、私が「自社の半径1キロのエリアで一番に」という小さなエリアでの一番を目標にしたとすると、このエリアにはJR北海道や、大日本印刷、雪印、福山醸造、岩田地崎建設など、名だたる会社を抜かなければなりません。

1キロエリアですら、一番がいかに大変か。

しかしそれを乗り越えて、札幌で一番、北海道で一番、東日本で一番、日本で一番、そして世界で一番というように、自分でも笑ってしまうほどの、空々しいまでの高い目標を立てる事が必要だという事です。


第2の内容は
「心を高める、宇宙の意志と調和する」です。
宇宙には、ごく自然にものごとが発展成長する力がある。
その宇宙の意志や流れに調和するには、きれいな心で描く美しい思いを持つ事が大切である。
それは、「愛」と「誠」と「調和」の心です。

この心をベースに経営をしなければならない。

「人生はあなたの心のままです」とお釈迦様は言っています。
経営という道場で修行を積み、勝ち取った「心」以上には会社は大きくなりません。

すごい哲学です。
最新の機関紙が届きました。読むのが楽しみです。KC380008002.jpg
こんな哲学にご興味のある方、一緒に勉強しませんか?

盛和塾札幌2月自主勉強会11.02.15

昨日、盛和塾札幌自主勉強会が、ノボテルで開催されました。

参加者はオブザーバ含め37名。
内容は昨年の12月15日の盛和塾東日本地区合同例会で、稲盛塾長が話されたDVDを皆で鑑賞しました。
(12月16日のブログ「盛和塾東京塾長例会に行きました」から4話にわたり書いてあります。ご興味のある方は読んでみて下さい)

改めて聴くと、また違った部分が聞こえてきました。
特に「今一生懸命に働いている社員が、ここで働いていて良かったと思える会社にしなければならない」という部分が心に響きました。
「縁あって、人生をかけて働いてくれている社員を幸せにしなくて、何のための会社なんだ」と改めて思いました。

また、
日本の99%は中小企業、素晴らしい中小企業が出てこないと、日本に活力が出ない!
今の大企業は、戦後の焼け野原から出来あがった。
今の中小企業はそこまでの努力をしているのか、戦後の意欲があれば出来る。
という言葉もあらためて、心に刻まれました。

「企業というのは、社長が自分自身で守るしかない」で結ばれました。

その後、懇親会になり、20人ほどで熱い議論が繰り広げられました。
議題は
「この塾の教えを実践すると、経営者の心が高まり、会社の経営は向上するのがわかっているのに、なぜやらない会社があるのか?」
でした。

私の出した結論は、一言で言うと「実践するのは大変だから」です。
しかし、社員のため、お客様のため、社会貢献のためという利他の心をもてば、必ず実践できると信じて、今後も続けていきたいと思っています。

この日を境に、盛和塾札幌は益々熱く素晴らしい会になりそうな予感を感じさせる、今までに無い、白熱した自主勉強会でした。
今後、参加するのが益々楽しみになってきました。ワクワクです。

会社の業績を伸ばす事に興味のある方は、ぜひ参加してみて下さい。

盛和塾札幌2011年定例総会11.01.15

盛和塾札幌2011年定例総会が、去る1月13日、ノボテル札幌で行われました。

代表世話人のあいさつの後、事業報告・決算報告・事業計画等が終わり、懇親を兼ねて今年の活動方針についての意見交換と、各自の今年の抱負を語りあいました。

代表世話人あいさつでは、「自社に大きな設備投資をするかどうか迷ったが、やることにした、今後も頑張っていく」という力強いあいさつが行われました。
こんな先行き不透明な時代に、大きな決断をするのには、相当な覚悟が必要だったと思います。そんな重圧の中、勇気ある決断を下した代表世話人に心から敬意を表したいと思いました。

それに比べ、まだまだ新米の自分は、
「自主勉強会と分科会で、塾長の教えを骨肉化するよう勉強していくとともに、会社の売上20%UP」
を皆さんの前で発表しました。
小さな目標ですが、自分にとっては厳しい目標ではあります。
自らを追い込み、何としても達成したいと思っております。

総会終了後、例により2次会で、ホステスさんのいるきれいな飲み屋さん(スナックとかニュークラとかラウンジの区別がつかないので、こんな表現です)に行きました。

3つのテーブルに分かれて、それぞれのかたまりで盛り上がりました。
当テーブルは閉店に近づくにつれて「エッチな話題」になっていきました。

中でも大笑いになったのが、
ホステスさんの「彼氏と関係した一番過激な場所」の発表でした。
ベスト3を発表します。
1JRのトイレ、2スキー場のラッセル車の車庫の中の車のわき(しかも真冬)、3登別地獄谷の死角

過激なホステス様、楽しい夜をありがとう。
またこんな下らない話題で大盛り上がりした、盛和塾のソウルメイトの皆様、本年も公私ともによろしくお願いいたします。

稲盛塾長が語った「盛和塾に思う事」10.12.19

稲盛塾長が、
盛和塾忘年塾長例会で、塾長講話「日本航空の現状と課題」に続き、もう1つお話しされました。
その2つ目の内容は「盛和塾に思う事」でした。
その内容についても書こうと思います。


経営哲学は、どんな人にとっても身近なものです。
特別なノウハウを知っていれば良いのではなく、
人として正しい事を行い、
利他の心で自分の持っている才能を人のために使えば良いのです。

ど真剣に生きて、ど真剣に働けば、結果を問う必要は無い、必ず報われる。
(「ど真剣に生きる」稲盛和夫著、2010年月、NHK出版)

日本の企業の99パーセントは中小企業です。この会社が活力を取り戻さなければ、日本は活力を取り戻せない。
現状は日本の秩序の中で活力を失っている。

戦後の日本は焼け野原の中から、不死鳥のごとく甦り、経済大国になった。現在、その時の強い意志が無いから日本経済は低迷している。
現在の日本は官僚大国・大企業先導で中小企業には不利な状態であるが、敗戦から大企業が現れた事を思い返してほしい。それに比べると、まだ気力と努力が足りない。

大企業は官僚的で成功に酔っているだけである。それに代わって中小企業が頑張ってほしい、今は不況の時代ではなく、絶好のチャンスの時代である。


盛和塾で年間20回は塾生徒対話しているが、それはこの塾にそれだけ値打ちがあると思うからである。
中小企業の発展が日本の発展に必要だから、盛和塾には大変な意義がある。

自分が塾生に厳しく接するのは「小善は大悪に似たり」の考えからである。
優しくしても好かれるが、その人の成長にプラスにならない、これが小さな善で大きな悪に似ている。
厳しくすると、嫌われるかもしれないが、その人の成長にはプラスになる、それが大きな善。

よく2代目社長が、会社に入って何もできないのに、重役になってチヤホヤされる。
そんな光景をよく見るが、そういう塾生には本当に厳しい事を言うようにしているが、それが大善だと思ってやっている。


今までの日本の経営学には実践の場が無い。
創業者や先代社長も、学ぶ場は無く、手探りでやっていたと思う。大変だったと思う。
そういう中で、自分が実践で培った考えや哲学を伝える盛和塾は、本当に社会的価値が高い。


今思い返しても、塾生に伝えている「人間として正しいと思う事を判断基準にする」という事は、本当に正しかったのだと「しみじみ」思う。純粋な精神で判断してほしい。

塾生と経営問答をしていると、本当に熱い時間が流れる。


以上のような話でした。

塾長の話で救われた経営者は数えきれないと思います。そういう体験発表が多数されています。
当然、私も救われた中の1人です。

この素晴らしい経営哲学を、悩んでいる経営者に、1人でも多く知って欲しいと思います。
必ず会社のため、そして日本のためになると信じています。

ご興味がある方は、ご連絡ください。

盛和塾で思ったこと10.12.17

私の経営理念は「お客様第一」です。
しかし、私の尊敬する稲盛塾長の京セラの理念は
「全従業員の物心両面の幸せ」です。

岡田監督があいさつの中で言っていましたが
「選手や家族を幸せにしてあげたいが、サポーターまで幸せにしてあげたいと、なかなか思えない」

選手を愛していると、良い結果が出るのだなー。

稲盛塾長は、
創業間もない頃、会社に不満を持った社員に
「給料はいくら、ボーナスはいくら、保証しろ」
と迫られたそうです。
それに対し、全員が納得するまで、毎日夜遅くまで自分の気持ちを語り、不満を鎮めたらしいのです。

そのときに
「全従業員の物心両面の幸せを実現させよう」と思ったらしいのです。

社員を愛すると会社が良くなるので、お客様は当然喜ぶのだろうー。

自分はお客様にばかり視点を置いて、肝心な社員の幸せを本当に考えていたのか、

ここに疑問をもつようになりました。

これがしばらくの自分の課題になりそうです。

盛和塾東京塾長例会で稲盛和夫塾長・岡田監督と名刺交換10.12.16

盛和塾東京には、有名人が数々おり、その中に「元日本代表監督、岡田武史氏」がおります。
今回の例会に参加していました。
というか、壇上に上がりあいさつをしました。

「今の自分は、何もしなくても食べていけるけど、塾長の話を聞いて、こんな自分で良いのかー、と思った」と、始まり、
稲盛塾長とは仲が良く、稲盛塾長が時々電話しては、京都パープルサンガの監督の依頼をしてくる。
なんて世間話をした後、本題に入りました。

ワールドカップの話です。

チームはカメルーンに勝ったときから変わった。
無心でプレーするようになった。
試合後、「もう、こいつらに何も言わなくても大丈夫」と思った。
目を合わせると、意識の中でつながっている感じがした。
1ヶ月半、ケガ・風邪の者がゼロ、これはあり得ないがそうだった。
目標がベスト4は本気だったので、パラグアイに負けたとき「何で勝たせてやれなかったんだ」と思った。
勝てなかった原因を考えると、自分の勝負に対する執着心がたりなかった。
出発するときに25人のサポーターだったのに帰りは5,400人だった。そのサポーターの目がキラキラしていたのを見て、目頭が熱くなり「良かったー」と思った。

こんな良いチームを作れて本当によかった。
「ベスト4ならずも夢叶う」=こんなチームを作れて夢が叶った。

という話でした。

札幌の塾生が岡ちゃんと名刺交換をしました。
見せてもらいました。
「JFL理事 岡田武史」となっていました。

その後、稲盛和夫塾長が近くにおられたので、名刺交換をしてもらいました。
「京セラ株式会社 名誉会長 稲盛和夫」となっていました。
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神様に触れたようで、この年になって、久々に舞い上がりました。

稲盛塾長、いつまでもお元気で、日本のために尽力してください。

盛和塾東京塾長例会に行きました10.12.16

12月15日、ニューオータニで稲盛和夫塾長の例会が開催されました。

札幌からは9名の塾生が、JALで東京に向かいました。

赤坂見附から歩いて15分、会場に到着すると、すごい人数で、参加者は1,079名でした。

開始時刻となり、いよいよ稲盛塾長の講和。
演題は「日本航空の現状と課題」。
内容を簡単に書いてみます。

2010年、会長就任を依頼された時、周囲から「日航の再建は無理」と反対されたが、世のため人のためにという人生哲学から、引き受けることにした。

70歳を超える高齢で、なおかつ航空業界に素人の自分が引き受けた3つの理由は、
1、巨大会社のJALが倒産すると、日本経済に与える影響があまりにも大きい。
2、従業員の雇用が守られなくなる。
3、JALが無くなると、1社独占になり価格競争が無くなり、航空運賃の高止まりにより国民が不利益を被る。

しかし、いざ会社の中に入ると、社員は会社を良くしようとする意識が希薄、責任が明確でない、社員に一体感が無いので倒産の危機感無し、幹部が頼りない。

そこで、50名に盛和塾と同内容のリーダー研修、その後200名が受けた。
すると目の色が変わり、一体感も出てきた。

その後、稲盛塾長は空港をまわり、整備・荷役・地上業務の方等に
リストラを詫び、社員が一番大切、もう2度とリストラはしないと約束し、協力を求めた。

その結果4~9月期の収支は1096億円の黒字(前年は957億円の赤字)で前年比で2000億円の改善となり、目標を大きく上回った。

社員の頑張りもあったら、幸運だったのは、円高が燃料費の節減に大きく寄与してくれた。一生懸命な行動に、天のご加護があったのだと思う。

今後は徹底した路線ごとの収支改善と、数字が翌朝にはわかるようにし、改善努力を続け、2度とこのような事態にならないように磐石な基盤を作り、
全社員が「ここで働いていて良かった」と思える会社にし、世界トップクラスの航空会社になる。
そして観光立国を目指す日本に、世界から多くの人が来るように成長していく。

こんな話でした。スケールが大きいー、同じ人間とは思えません。
本当に感動しました。


次に日本航空現社長の大西氏からあいさつがありました。
20名ほどの幹部を引き連れて、壇上に上がり、色々な話をされました。
そして最後に、
「日本の財産といわれる、世界一の航空会社をめざします」
幹部全員で深々と頭を下げ、
盛和塾の皆様にも、心からのお礼を言っていました。

今度は涙が出ました。
心からのメッセージというのは、こういうものだと思い知らされました。

そのお返しに盛和塾のみんなより、寄せ書きが贈られました。
PC150169.JPG
サイズは横3m位だと思います。
私のメッセージは「永遠」の下に
「日本の誇りを守ってくれてありがとう、これからも頑張ってください」でした。

日本航空は大丈夫です。皆さんも応援してください。

盛和塾について10.12.07

私の月に2回の恒例行事に「盛和塾」という勉強会があります。

この塾の塾長は「稲盛和夫」という方です。
この方の肩書は「京セラの創業者」「KDDIの創業者」「現日本航空会長」です。

まず京セラを創業して世界的企業に発展させ、異業種である通信事業に進出し、NTTの独占を崩し、長距離電話料金に革命を起こし、その後セルラー(現au)で携帯電話産業にも進出し、成功を収めました。

そして今年1月に会社更生法適用(倒産)を受けた日本航空の立て直しに入り、1年間で黒字化した方です。

稲盛さんは78歳です。
こんな高齢で、なぜこんな大変な事業を引き受けたかというと。
1、日本のナショナル企業が倒産すると、世界的に日本の信用が失墜する。
2、日航の社員の雇用が危機に陥る。
3、日本国内の路線が独占化になり、国民のためにならない。
以上の理由です。

もう充分成功を収め、楽しく人生を送れる立場の方が、以上3つの理由から身を粉にして日航の再建に奔走しています。

できる事ではありません。

この方が説いている事が「盛和塾」での勉強になります。

この教えの全ての成功の根本となっているのが「心を高め経営を伸ばす」という考え方です。
これを色々な社長さんが集まり、月に1回の勉強会と、1回の分科会で学んでいるのです。

昨日はその忘年会でした。
この不況の中でも、しっかり経営されている方は、前向きな方が多く、飲み会でも本当に楽しい時間となりました。

楽しい仲間と勉強しながら、学んだことを実践していると、経営において不思議と成功に向かう人が多い会です。

この会の内容についても、時々書きますので、読者の皆様、読んでみてください。
実践すると、必ず善き事が起こります。

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